STEP.2 B♭ブルース1-4小節目を弾く(1.3.5度ランダム)
ランダムパターンをやる意味
これまでのSTEPでは「ルート(1度)」から始まるフレーズに絞って取り組んできました。
これは音の安定感やコード感をつかむには非常に有効な入り口です。
しかし実際のジャズの演奏では、フレーズの始まりが必ずしもルートとは限りません。
ときには3度や5度、あるいはテンションなどから入ることで、
より滑らかで歌心のあるラインが生まれます。
▶︎ ランダムパターンの練習では…
- どの音から始めても コード感がにじみ出るフレーズを体験できる
- 1度以外の音にも耳が慣れてくる
- フレーズに「バリエーション」が出るようになる
- 「この音で始めるとこう響くんだ」という発見がある
▶︎ コピーから入る理由
最初は自分で作るよりも、すでにできあがった「例」をコピーする方がスムーズです。
特にランダムに始まるパターンは慣れていないと違和感が出やすいため、
まずはコピーして体に馴染ませるのが近道です。
▶︎ 今後に向けて
このランダムパターンに慣れておくことで、
のちの「オリジナルフレーズづくり」や「アドリブ」への移行がスムーズになります。
最初は「なんとなく」でOK。
ぜひいろんな始まり方を体感しながら弾いてみてください。