STEP.4 1.3.5度をランダムで弾く(自分で考えてみよう)
今回の課題②
■ 自分でロングトーンの音を考える課題の理由
① 受け身から「能動的な演奏」へと意識をシフトするため
譜面通りに弾くだけの練習では、音を「選ぶ力」は育ちません。
自分で3度・5度・1度などの音を選び、並べて弾くことで、演奏を自分の判断で組み立てる感覚が養われます。
② 音選びのセンスを育てるため
「どの音から始めると気持ちいいか?」「この進行にはどの音が合うか?」など、音を選ぶ過程で耳と感覚が磨かれます。これはアドリブ力に直結します。
③ コードトーンの理解を深めるため
自分で考えて選ぶ中で、「このコードの3度はどこ?」「この音は本当にコードに合ってる?」と、コードトーンを確認する習慣が身につき、理解が定着します。
④ アドリブの土台になる「音の選択肢」を増やすため
その場で音を選ぶ=アドリブです。ロングトーンでゆっくり、じっくり選ぶ練習は、後の8分音符など速いフレーズでの選択の瞬発力につながります。
⑤ 正解がない中で「自分の音」を探す経験ができるから
譜面に頼らず自分の頭で考えることで、
「これでいいのかな?」「この感じ、好きかも」といった自分なりの音楽的判断基準が育ちます。これは音楽を「自分の言葉で話す」ことへの第一歩です。