STEP.14 クロマチックアプローチ 自分で考えてみよう

🎵 STEP.14|自分でも半音を使ってフレーズを作ってみよう

ここまでで、コードトーンに加えて半音(クロマチック)を取り入れたフレーズをコピーしてきました。
次は、それらを参考にしながら自分なりに半音を使ったラインを組み立ててみるステップです。

ジャズっぽいベースラインの“らしさ”は、この「少し外す・すぐ戻る」半音の動きにあります。
うまく使えば、コード感の中にスパイスのようなニュアンスが加わり、演奏がグッと引き締まって聴こえるようになります。


✅ やり方

  1. 進行はこれまでと同じ
     Cm7 → F7 → B♭△7 → G7

  2. 使っていい音:
    コードトーン(1・3・5・7)
    コードトーンに向かう直前の半音(下 or 上)
    – 例:Cに行きたいなら、BやC♯を通ってもOK

  3. リズムは自由(四分・八分・休符含む)

  4. 4小節のフレーズを 2パターン 作成
     コピーしたパターンを参考にして、似たような流れからスタートしても構いません


🎯 気をつけるポイント

  • 「どこに着地するか」を必ず意識しておく
     半音は“向かう先”が見えていないと、ただの外れた音になってしまいます

  • 入れすぎない方が自然に聴こえる
     最初は1〜2か所、アクセントとして入れるくらいの感覚がちょうどよいです

  • 音選びよりも、リズムのノリを優先する
     半音が入っていても、リズムがヨレると“それっぽさ”が一気に消えます


💬 最後に

半音はあくまで「通り道」や「装飾」として使うものです。
目的地(コードトーン)を見据えた上で、ほんの少し寄り道してみる感覚で。
コピーで覚えた流れをヒントに、ぜひ自由に試してみてください。