STEP.13 クロマチックアプローチ
🎵 STEP.13|クロマチック(半音)を取り入れたフレーズをコピーしよう
ここでは、コードトーンに加えて、半音の動き(クロマチック)を取り入れたフレーズをコピーしていきます。
これまでのステップでは、コードに合った「正しい音」だけを丁寧に並べてきました。
ここからは、一時的に外れた音=半音進行を使って、よりジャズらしい“ニュアンス”や“勢い”を出していきます。
✅ やり方
- コードはこれまで通り:Cm7 → F7 → B♭△7
- 今回の譜例では、
– コードトーン同士をつなぐためにクロマチックを挟んだり
– **着地前に半音下から“狙って入る”**ような使い方をしています - まずはコピーで音の流れを体に入れましょう
- リズムの変化や休符も混ざっているので、テンポ感を保ちながら演奏してみてください
🎯 気をつけるポイント
- 半音は“外してる”のではなく“つなげてる”
→ 違和感が出ても、その後の着地でスムーズにつながっていればOK - クロマチックの“向かう先”を意識する
→ 目的地(コードトーン)に向けてどう導いていくかが大事 - 音の粒が乱れやすいので、指の動きは丁寧に
→ 開放弦・スライド・ポジション移動に気を取られてリズムが崩れないように注意
💬 最後に
ジャズっぽいベースラインの正体のひとつが、この「クロマチックの使い方」です。
一見“外れた音”でも、どう着地するかによってそれが味になります。
最初はぎこちなくても、コピーを通じて耳と指でこの感覚をつかんでいきましょう。
ご希望があれば、このあとに「自分でも半音を使って作ってみよう」へつなげる課題文もご用意できます!
また、1〜13ステップ全体の流れを整理した構成案もまとめ可能です。